サービスと接客のすすめ2 会話とシャンプー篇 〜話さないというサービス〜
2015/09/07
僕が自分のお客様のカットをしている時に聞こえてきたこの会話
自分のアシスタント時代を思い出した
まだアシスタントだった頃
先輩と営業後によく
お客様との会話について話していた
その先輩はテレビや雑誌で〜美容室あるある〜を見ては
「実はお客様はこう思っている」
と、
それまで当たり前にやってきた
美容室の声かけに疑問を持った
その時のあるある、特にシャンプー編
シャンプーを終えたお客様に
美容師「おつかれさまでしたー」
お客様(いや、疲れてねーし!むしろ気持ちよかったし!)
美容師「お湯加減いかがですか?おかゆい所ございませんか?」
お客様(いや、プロなんだからお湯加減はちょうど良くしろよ!
かゆい所なんてないくらい気持ちよく洗ってよ!自信ないの?)
極端だけど面白い意見
確かに僕らシャンプーのプロなんだし
その人の頭を触った感覚で
頭のカタチや頭皮の固さによって洗い残しが生まれやすいポイントや
体温やその日の温度・湿度によってちょうど良かろうお湯の温度くらい把握しろと
お客様に確認する方が丁寧な事は百も承知だけど
上記のような感覚とかも
思考を変え
あるとかないとか考えながら仕事する方が絶対深まる
いろいろな事を考え、試して、工夫して、
それからお客様とのコミュニケーションに挑めば
ただのマニュアル通りの台詞とは
ひと味もふた味も違った言葉とボキャブラリーがでてくるのではなかろうか
いやそれ以上に
相手の心に響くというわけだ
”は?いやカンケーないやん。”
と思う方もいるだろう
せっかく気持ちのいいシャンプーを存分に味わいたいのに
中身の無い会話だったらしない方がいいのでは?
もしくは
”せっかくの一人の時間だからそっとしておいて!”
と普段忙しい主婦の方など思っているかもしれない
だったら無言で黙々とやればいいかというと
けしてそんなことはないわけだが
話ははじめに戻るが
こういう思考を持ってサロンに立つという事が
サービスの原点的な?
一片的なものに?
なるんではないでしょうか?
最高の技術ととびきりの笑顔
会話は後からついてくる
ちょっと昔の熱い気持ちを回想した今日この頃でした
え?
もちろん今でも激アツぷんぷん村!
(ちなみに左は小美濃代表w)
新田 裕悦 (にった ゆうえつ) / LoLonimoc HAIR Vice store manager
カジュアルフレンドリーをモットーに
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